アザラシへの旅

アザラシ聖地巡礼「川柳」

『 紋別で  ホタテを食べて  ゴマを見る 』(原志利 作)

★紋別のふるさと納税返礼品No1はホタテです。紋別にお越しの際はぜひ本場オホーツク海のホタテをご賞味ください!


紋別には日本で唯一のアザラシ専門保護施設「オホーツクとっかりセンター」があります。「とっかり」とはアイヌ語に由来していてアザラシを意味します。また、アザラシファンには「聖地巡礼」として憧れの場所となっています。このページではセンターに行く交通手段や施設の紹介、アザラシ撮影法などについてご案内します。

1.飛行機で紋別にくる場合

 飛行機で紋別に来る場合、主な空港として①紋別空港②女満別空港③旭川空港④新千歳空港を利用される人が多いです。なを、JR鉄道の最寄り駅は遠軽駅ですが紋別への交通網が整備されていないのでここでは紹介しません。

①紋別空港:紋別には紋別空港があってANA東京(羽田)便があります。欠点は1日1便しか運行していないことです。空港から市内へは無料送迎バスがあります。レンタカーも借りることができます。(トヨタレンタリース紋別空港:電話0158-23-3610,ニッポンレンタカー紋別空港:電話0158-23-0919)なを、空港から市街地まで歩くことは遠くて無理です。

②女満別空港:網走市近郊にあって世界遺産知床にも近く、東京(羽田)便も一日約5本あるのが利点です。関西便もLCCが一日1便運行しているようです。欠点は紋別から約120km離れているのでレンタカーで2時間ほど運転しなければならないことです。紋別への都市間バスはありません。

③旭川空港:北海道のほぼ中心に位置する旭川市にあって、アザラシやシロクマの行動展示で有名な旭山動物園にも近く、東京(羽田)便も一日約7本あります。欠点は紋別から約140km離れているのでレンタカーで2時間半ほど運転しなければならないことです。ただ、旭川駅から紋別への都市間バス(約3時間、要予約)が運行されています。

④新千歳空港:札幌近郊にある北海道最大の空港で、東京、名古屋、関西など全国各地を結ぶ路線があります。東京以外の人にとっては有力な選択肢となります。千歳市から一度札幌に移動し、札幌駅から紋別への都市間バス(約4時間半、要予約)を利用するのが一般的です。関西の場合、早朝の便を利用するとその日の夜に紋別に到着することが可能という話もあります。

 

2.宿泊場所から「とっかりセンター」へ行く方法

セントラルホテル、プリンスホテルからは約2kmの距離があって、30分ほど歩かれるお客様もおります。、パレスホテルやバスターミナルからは約4km離れていますが、バスターミナル内の紋別観光案内所でレンタサイクル(要予約)をしていますので、電動アシスト自転車などをレンタルすると便利でしょう。もちろんハイヤーを使うのも手です。バスは便が少ないのと停留所が遠いので利用は厳しいです。

タクシー電話番号> 紋別観光ハイヤー:0158-23-2222、  紋別交通:0158-24-2222

 

3.車で来る場合

主な都市から紋別までの距離と時間は下記の通りです。(紋別観光案内所公式発表)

「札幌市」:274km 3時間50分、  「網走市」: 116km 2時間8分、 「旭川市」:142km 2時間16分、  「稚内市」:214km 3時間48分 


4.食事および休憩場所

①海洋交流館:とっかりセンターの向かい側にあるガリンコ号乗り場(海洋交流館)には評判の良いラーメン店「西や」のほか、複数の小店舗によるフードコートがあります。待合場所の椅子で休憩することもできます。

②オホーツクタワー:同じ区域にある海に突き出た海上展望塔「オホーツクタワー」3階の展望室は無料で入ることができます(海底階は有料、大人500円)。ここにはスイーツ好きにはたまらないワッフル専門店「カンパニオ」があり、海や紋別の町並みを見ながら休憩することができます。海洋交流館からオホーツクタワーまで約400mあり、海風にあたりながら歩くのも風情がありますが、どちらかの受付に申し込めば無料の送迎バスを用意してくれます。冬なら歩きながら野生のアザラシやオジロワシを見かけることもあります。

③オホーツク流氷科学センター(道の駅兼用)3階は無料の展望室になっていてテーブルと椅子があります。流氷科学センターの場所は写真スポットの巨大なカニ爪オブジェがあるところで、とっかりセンターから1kmほど離れており、徒歩で15分ぐらいかかります。ちなみにカニ爪オブジェは夜にライトアップされています。

 

5.2つある「とっかりセンター」

 とっかりセンターは昭和62年(1987年)にオホーツク森林公園内にオープンしました。その後、平成11年(1999年)11月に現在のガリア地区に移転しました。現在、「とっかりセンター・アザラシランド」と呼ばれている施設がそれで、アザラシの保護飼育が目的です。そして、平成27年(2015年)9月に飼育アザラシの中でも芸達者な2頭を明確な観光資源として誕生したのが「とっかりセンター・アザラシシーパラダイス」です。

①アザラシランド:元祖とっかりセンターで、アザラシの保護、治療、海へ帰せないアザラシの飼育などをおこなっています。飼育員が餌を与えながらアザラシについて解説してくれる給餌解説が1日5回(10:3011:3013:3014:3015:00)おこなわれます。現在約25頭が暮らしていて、4つの大きなプールを泳ぐ姿を見ることができます。水中観察窓もあります。コロナの前は直接アザラシの背中を触ったり、並んで記念写真を撮ることができました。大人200円。高校生以下100円。幼児無料。→アザラシランドホームページ

②アザラシシーパラダイス:現在芸達者なアザラシ3頭がアザラシランドから移されていて、観光客による餌やり体験や輪投げなどの特別な訓練がおこなわれている観光体験施設です。体験ショーは一日3回(12:0014:0015:30)おこなわれていて、受付で体験を申し込む必要があります。体験出来るのは先着5名様で、ショーの40分前から体験受付整理券を配布しています。別途体験費用はかかりません。なを、体験の事前申し込みはできません。大人500円。高校生以下300円。幼児無料。→アザラシシーパラダイスホームページ

※とっかりセンターは「ガリヤ地区」にあります。ガリヤ地区にはガリンコ号、オホーツクタワー、流氷科学センター、カニ爪オブジェといった観光施設が集まっています。ガリヤ地区の紹介地図チラシはこちらのPDFで見ることができます。→各種地図チラシへリンク

 

6.かわいいアザラシ写真を撮りたい!

 

アザラシランドは約25頭もいる上にシーパラよりもフェンスが低いので、かわいいアザラシ写真を撮れる確率が高いと言えます。特にプールサイドで日なたぼっこしている毛がモコモコに乾いたアザラシはたまりません。ここではカメラ初心者の参考になるようなアドバイスをします。

①プールサイドに上がっているアザラシを探す。毛が乾いてるとなお良い。

②アザラシの手が写っているとかわいさが増すことが多い。

③アザラシに近づく時は驚いて逃げないようにやさしく近づく。

④給餌解説のお客さんが少ない時は、アザラシの集合など普段やらないポーズを見せることがある。

⑤給餌解説は逆光になる事が多いので露出を少しプラスにするといい。(解説が終わったら露出を戻すことを忘れずに!

⑥午前の光は青みがかって爽やかに写り、午後の光はオレンジがかって暖かく写ることが多い。曇りの日は違いはない。

⑦カメラの設定はP(プログラムモード)で、ISO感度は400またはAUTOにしておけばほぼ大丈夫。